放課後の時間を、どこで、どう過ごさせるのがいいのだろう——。小学校への入学が近づくと、多くのご家庭がこの問いにぶつかります。
共働きで夕方まで見られない。かといって、ただ預けるだけでいいのだろうか。保育園ではしっかりしていたのに、小学校に上がった途端、なんだか幼くなった気がする。そんな声を、わたしたちもよく耳にします。
書いているのは、城南区樋井川で放課後の学び場「きみのば(KIMI NOVA)」を運営する、施設長の石橋 啓祐です。母体である仁愛保育園で56年つづけてきた教育の延長線上に、この場をつくりました。福岡市城南区で放課後の預け先(民間学童・アフタースクール)を探すときに、大切にしてほしいことを正直にお伝えします。
福岡市城南区で放課後の預け先を探すとき、まず知っておきたいこと

放課後の預け先を探しはじめると、まず気になるのが「どこに何があるのか分かりにくい」という点だと思います。市区町村の窓口で調べれば、公立の学童保育(放課後児童クラブ)や、民間が運営する届出施設の一覧は手に入ります。ただ、載っているのは名前と場所くらいで、中で何をしているか、うちの子に合うかまでは見えてきません。そして多くの保護者の方が、心の奥で「ただ預けるだけでいいのか」と問うています。
母体の仁愛保育園には、卒園したご家庭から「小学校に上がると急に幼くなった気がする」という声が毎年のように届きます。一番育ちやすい乳幼児期に身についた姿勢や習慣を、小学校に上がった途端に手放すのはもったいない。その思いから、放課後を「預けるだけ」で終わらせない場をつくりました。預け先を探すという入り口の裏には、「この子の育ちを、どう続けたいか」という気持ちが隠れています。まずはその気持ちを言葉にしてみると、選ぶときの軸になります。
公立学童と民間学童は何が違う?(城南区で選ぶ視点)

放課後の預け先は、大きく分けて二つあります。公立の学童保育(放課後児童クラブ)と、民間が運営する学童(アフタースクール)です。どちらが良い悪いではなく、設計の考え方が違います。
ざっくり言うと。公立の学童は、放課後を安心して過ごすための見守りの場(負担は軽め)。民間の学童(アフタースクール)は、預かり時間が長めで、送迎や習い事がつくなど、放課後の「中身」に幅があります(その分、料金は高め)。
公立の学童保育は、主に共働きや一人親のご家庭が、放課後を安心して過ごすための場として整えられています。指導員が見守り、比較的少ない負担で利用できるのが特徴です。一方で、預かれる時間や定員に上限があったり、学びや習い事の要素は多くを求めにくかったりする面もあります。
民間の学童(アフタースクール)は、運営する主体が民間なので、預かり時間が長めだったり、送迎や習い事がついていたりと、設計に幅があります。その分、料金は公立より高くなる傾向があります。
わたしたちきみのばは、この民間の学童にあたります。城南区樋井川の古民家を拠点に、放課後から夕方まで(延長にも対応)お預かりし、算数・プログラミング・美文字・将棋・速読といった講座を最大8つまで受けられる「学び放題」を設けています。遠方のお子さんには送迎も行います。城南区で選ぶときは、安心して預かってもらえることと放課後の中身の、どちらをどのくらい重視したいかで見ると、違いが見えやすくなります。
選び方の3つのものさし(送迎・預かり時間・放課後の”中身”)

たくさんの施設を前にすると、どこを比べればいいのか迷ってしまいます。わたしたちは、次の三つを「ものさし」にすることをおすすめしています。
放課後の預け先えらび、3つのものさし。①送迎(下校とお迎えが無理なく回るか)②預かり時間(延長・長期休みは?)③放課後の「中身」(その時間に何をして過ごすか)。まず①②で生活が回るかを確かめ、最後に③の「中身」で選ぶのが、後悔しないコツです。
一つ目は、送迎です。下校とお迎えが回らないと、どんなに良い場所でも続きません。きみのばでは、下校後に順次登校してもらい、遠方のお子さんには送迎を行っています。まずは、ご家庭の一日の動きに無理がないかを確認してください。
二つ目は、預かり時間です。何時から何時まで見てもらえるのか、延長はできるのか、長期休みはどうなるのか。きみのばの一日は、下校後の登校、おやつ・宿題・自由時間を経て、夕方の学習の時間へと進み、夕方に終了・お迎えという流れです。長期休みの朝からの預かりは、来年からの導入を検討している段階です。
三つ目は、放課後の「中身」です。その時間に、子どもが何をして過ごすのか。ここが、公立の学童と民間の学童でいちばん差が出るところです。送迎と時間で生活が回るかを確かめたら、最後にこの「中身」で選ぶ。それが後悔しない預け先えらびだと思います。
「預けるだけ」で終わらせない放課後という選択肢

放課後の「中身」を、もう少し掘り下げます。きみのばが軸にしているのは、立腰教育(りつよう=腰骨を立てて座る姿勢を整える教育)と、原田メソッドという二つの柱です。
きみのばの放課後を支える、二つの柱。立腰(りつよう)=姿勢を整えて、心を落ち着ける習慣。原田メソッド=自分で目標を決めて、続ける力。どちらも、テストの点数より前にある「生きる土台」を育てます。
立腰教育は、腰骨を立てる、挨拶を自分からする、靴をそろえる——目に見える「形」を通して、目に見えない「心」を育てる考え方です。提唱したのは教育哲学者の森信三先生。母体の仁愛保育園は、森信三先生から直接指導を受け、この立腰教育を56年つづけてきました(母体・仁愛保育園の実績)。
一つ、大事な誤解を先に解いておきます。立腰と聞くと「無理に背筋を伸ばして疲れそう」と感じるかもしれませんが、本当は逆です。立腰は緊張ではなく、リラックス。ヨガの瞑想や座禅と同じで、骨盤を立てて肩の力を抜いた状態が正しい姿勢です。
もう一つの柱、原田メソッドは、目標達成の考え方をつくった原田隆史先生が、月1回、教材の開発に直接関わりながら形にしているものです。好きなことを知り、小さな目標を決め、毎日の日誌で少しずつ続ける。自分で決めて続ける経験を積み重ねます。学力を建物にたとえるなら、目に見えにくい生きる力(非認知能力)は、その建物を支える地面のようなものです。
母体の仁愛保育園は、在園児が約300名、毎年約60名が卒園します(いずれも母体の実績で、きみのば自身の成果はこれから積み重ねる段階です)。その積み重ねの上に、「預けるだけ」を卒業する放課後をつくっています。
料金の見方(城南区で無理なく続けるために)

放課後の預け先は毎月のこと。無理なく続けられる料金かどうかは、外せない視点です。
一般に、民間の学童(アフタースクール)は、週5日の利用で月4万円から8万円ほどが一つの目安と言われます。公立の学童保育に比べると高めですが、その分、預かり時間の長さや習い事・送迎といった付加価値が含まれています。
料金を見るコツは、「預かり代」と「習い事代」を分けて考えることです。塾や習い事を別々に通わせると、月謝も送り迎えの手間もそれぞれにかかります。一つの場所でまとめられるなら、合計してどうかという見方ができます。
きみのばの場合、週2〜3回の利用に学び放題を足したかたちで、月約27,000〜28,000円ほどが一つのボリュームゾーンです。算数・プログラミング・将棋などをこの中で受けられるので、習い事を別々に通う負担と比べてみてください。コースごとの詳しい金額や卒園児家庭向けのご案内は、開所のご案内や見学の際に、あらためてお伝えします。
よくあるご質問
Q何年生から入れますか?
小学1年生から6年生まで、集団生活ができるお子さんを対象にしています。中心は小学1〜4年生くらいのご家庭です。
Q卒園児の家庭でないと入れませんか?
母体・仁愛保育園の卒園児のご家庭を優先してご案内していますが、卒園児以外でも、立腰教育に関心のあるご家庭を受け入れています。まずは見学・体験でご相談ください。
Q立腰の姿勢は、体に負担がかかりませんか?
立腰は緊張ではなく、リラックスした状態です。骨盤を立てて肩の力を抜く姿勢を大切にしていて、無理に胸を張るものではありません。実際の座り方は、見学で見ていただくのがいちばん分かりやすいと思います。
Q送迎はありますか?
下校後は順次登校してもらい、遠方のお子さんには送迎を行っています。ご家庭の一日の動きに合わせて、ご相談ください。
まずは見学・体験で、実際の子どもの姿を見てください

ここまで選び方をお伝えしてきましたが、いちばん確かなのは、実際の子どもの姿を見ていただくことです。腰骨を立てて座る様子、自分から挨拶する声、夢を言葉にする表情。その場の空気は、来ていただかないと伝わりません。
きみのばでは、見学・体験(無料)を承っています。合うかどうかは、見て、感じて、決めていただけたらと思います。いきなり契約を迫るようなことはしません。
保育園で育てた土台を、小学生になっても続けられる場所でありたい。それが、施設長のわたし(石橋)の願いです。城南区で放課後の預け先をお探しでしたら、まずは見学・体験のお問い合わせから、お気軽にお声がけください。
